株式会社シュークルキューブジャポン 代表の佐藤弘一です。
私たちは2008年、フランスで創業されたSUCRECUBE Technologies(シュークルキューブテクノロジーズ社)を起点に、フランス・日本・セネガルを舞台に、約20年にわたって国際ビジネスを実践してきました。通信、ITインフラ、そして現在はアフリカの電化・デジタル化・産業化支援へと進化し、民間による国際協力の新たな形を追求しています。
2019年にはアフリカの未電化地域に電気と通信を届けるTUMIQUI Projectを立ち上げ、セネガル保健省とMOUを締結。同年12月には経済特区サンジャラ市とのスマートシティ連携のMOUを経て、2020年1月にはセネガル現地子会社TUMIQUI JAPON SASUを立ち上げました。保健省とはNDAを締結し、診療所10拠点に電力・通信を導入。さらに教育省との連携により、全国の未電化学校20校にもデジタル学習環境の構築を進めてきました。
電気のない診療所や教室に、明かりと接続性が生まれたことで、「1つの道具が命や学びを守る」可能性を現場で実感しました。こうした体験が、今の私たちの活動の原点になっています。
この取り組みは、太陽光発電やリユースを活用し、気候変動への対応、地域雇用、技術移転、教育格差の是正など、SDGsの実現に直結する実証活動として広がっています。
さらに現在は、アフリカの農産品を冷蔵・加工・輸出することで、自律的で持続可能な現地産業を育て、国際市場とつなげる新たな挑戦を進めています。冷蔵チェーン(コールドチェーン)によって鮮度を保ち、付加価値の高い食品を安定的に日本・欧州・中東に届けることで、アフリカの輸出力を高め、現地に利益と雇用を還元するビジネスモデルを実現しようとしています。
この事業は「売ること」だけを目的とせず、地域の中で”作る・加工する・届ける”のすべてを支え、現地に利益と技術を残すことを重視しています。そのため、セネガルを起点に、周辺アフリカ諸国への拡張を視野に入れながら、農業・冷蔵・加工・教育・金融を連携させたインフラとして機能する“持続可能な輸出型プラットフォーム”を構築していきます。
私はこれまで、フランスでの20年近い事業経験と、アフリカ現地での多くの出会いを通じて、「人と人の信頼がすべての起点になる」ことを学びました。だからこそ、この活動も、一方的な支援ではなく、共につくり、共に育つ関係を大切にしています。
これからも日本で資金調達を行いながら、フランスで培った経験とネットワーク、セネガルでの信頼と実績をベースに、地球環境と地域の未来を両立させる国際ビジネスを展開してまいります。アフリカに関心をお持ちの企業・団体の皆様、共創にご関心のある方は、どうぞお気軽にご連絡ください。
株式会社シュークルキューブジャポン
代表取締役 佐藤弘一
2025年5月12日
代表取締役社長 佐藤弘一
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