サンジャラの2拠点:太陽光だけで動く冷蔵と加工
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | セネガル・サンジャラ市の工業団地 |
| Site A | 太陽光21kW、冷蔵22m³(40フィート断熱コンテナ1本)、消費電力は1日およそ15kWh。KIOSK を併設。2026年開業 |
| Site B | 太陽光35kW、冷蔵・冷凍60m³(コンテナ3本、三角屋根)。加工設備を併設 |
| 電源 | 2拠点とも太陽光と蓄電池のみ。送電線につながず24時間運転する設計 |
| 運営 | 現地法人 TUMIQUI JAPON SASU |

経緯
セネガルのマンゴーは、年に約5万トンが捨てられていると推計されています。収穫期に実が一斉に熟し、冷やす場所がないからです。当社は、サンジャラ市の工業団地に、太陽光と蓄電池だけで動く冷蔵拠点を2つ建てました。建設には経済産業省の実証事業を活用しました。送電線を引くのではなく、拠点の中で電気を作る。この選択が、電気のない場所にも同じ拠点を建てられる条件になります。
導入内容
Site A は、40フィートの断熱コンテナを太陽光の屋根の下に置いた冷蔵拠点です。22m³の冷蔵室を、1日およそ15kWh で冷やし続けています。高い断熱と、ダイキン工業のインバーター式冷凍機を組み合わせた結果です。併設した KIOSK では、冷たい飲み物の販売、携帯電話の充電、印刷とコピーを行います。
Site B は、コンテナ3本を三角屋根の下に並べた冷蔵・冷凍・加工の拠点です。農林水産省の実証事業として、地元の女性団体 GIE DIAMI SANDIARA とマンゴーをピューレに加工し、冷凍保管しています。拠点の実証は、商船三井ブルーオーシャン基金の助成を受けて進めています。

結果
2拠点とも、太陽光と蓄電池だけで24時間運転する設計です。加工したマンゴー製品は日本とフランスでプロモーション中で、日本ではサンプル出荷を始めました。KIOSK の最初の客は、下校途中に冷たい飲み物を買いに来た高校生でした。冷蔵庫だけの施設は、事業が終われば箱になります。毎日使われる場所にすることが、拠点を残す条件だと当社は考えています。