B2G2B:建てた施設を、民間が動かし続ける
冷蔵倉庫、加工場、給水設備は、建てた後に動かす人と、動かすための収入がなければ続きません。当社は、施設の整備とあわせて、事業終了後の運営主体、維持管理費、収入源を設計します。
政府や国際機関が公共調達や委託で整備する施設を、民間企業が運営する。当社はこれを B2G2B と呼んでいます。Business to Government to Business、つまり、民間が提案し、公的資金で整備し、民間が運営する形です。
サンジャラで試していること
セネガル・サンジャラ市の太陽光冷蔵拠点2か所は、当社の自社施設です。建設には経済産業省の実証事業の補助金を活用し、商船三井ブルーオーシャン基金の助成を受けて実証を進めています。運営は、当社の現地法人 TUMIQUI JAPON SASU が担っています。拠点は太陽光と蓄電池だけで24時間運転する設計です。公的機関から運営を受託する施設は、これから提案するモデルです。サンジャラでは、その運営の型を確かめています。
動かし続けるには、収入が要ります。拠点では、農産物の冷蔵、地元の女性団体 GIE DIAMI SANDIARA とのマンゴー加工、そして併設した KIOSK での販売と印刷を行っています。KIOSK の最初の客は、下校途中に冷たい飲み物を買いに来た高校生でした。施設が毎日使われる場所になって、はじめて施設は残ります。
資金・所有・運営の区別
| 項目 | サンジャラの2拠点(現在の事例) | 今後提案するモデル(公的機関から運営を受託する施設) |
|---|---|---|
| 資金の種類 | 経済産業省の補助金と、商船三井ブルーオーシャン基金の助成。マンゴー加工の実証は農林水産省の委託事業 | 公的機関の公共調達または委託 |
| 設備の所有 | 当社(自社施設) | 発注する公的機関。案件ごとの契約で定めます |
| 運営の責任 | 運営主体は現地法人 TUMIQUI JAPON SASU。収入源は冷蔵、マンゴー加工、KIOSK。維持管理も現地法人が行います | 当社グループが運営を受託します。利用料収入と維持管理費の扱いは案件ごとに設計します |
| 事業終了後の運営 | 当社が自社施設として運営を続けます | 整備の段階で、事業終了後の運営主体、維持管理費、収入源を決めておきます |
なぜ現地法人を置くのか
当社は2020年1月にセネガル法人を設立しました。設置して終わりにしないためです。運営する人、直す人、売る人が現地にいなければ、施設は1年で箱に戻ります。日本法人が契約主体となって公的機関に提案し、現地法人が運営を引き継ぐ。この二層が、当社の B2G2B の骨組みです。
制度の側の動き
セネガルでは、保健省、国民教育省、産業商業省と覚書を結んでいます。2025年8月25日に産業商業省と結んだ覚書は、再生可能エネルギーと冷蔵インフラの産業拠点への展開を対象としています。公的な調達で建て、民間が運営する施設を作るための土台です。
ご相談
公的資金で整備する冷蔵、加工、電源の施設について、建設から運営までを一体で提案します。施設の種類、設置国、資金の出所をお知らせください。